ビーバー隊川遊び

七谷川野外活動センターへ川遊び.jpeg 猛暑が続く夏の京都!

8月4日は、亀岡市にある七谷川野外活動センターへ川遊びへ行きました。車を利用すれば簡単に30~40分で行ける所にありますが、あえて電車とバスを利用して行くのがボーイスカウトのよいところ!

 朝8時半にスカウト、兄弟、見学者、保護者、団委員、リーダーなど総勢23人がJR向日町駅に揃い、食材や鉄板など車に荷物をいっぱい積み込んだ団委員以外の人は、8時43分発京都駅行きの電車に乗り込み、いざ出発です。車窓から梅小路公園の機関車は見えるかな~と探してみたり、乗り換えの京都駅では、観光客などで混雑する中、皆とはぐれないように緊張して歩いたり、ホームと電車の間にぽっかり空いた10㎝程の暗闇をまたぐときに躊躇してしまうなど、子ども達にとってはちょっとしたプチ試練もありました。亀岡駅では見学者の親子と合流し、セレモニーを行いました。それからバスに乗って10時過ぎには現地に到着することが出来ました。

 早速、水着に着替えて、水鉄砲、水風船、ヨーヨーなどの楽しいアイテムを携えて川遊び活動の始まりです。自由にそれぞれ川で遊んだ後、スーパーボールすくいゲームをしました。ちょうど川の一角に池のような所があり、そこにスーパーボールをばらまきます。2チームに分かれ3分以内にどちらのチームがスーパーボールを多くすくえるか競い合います。マイペースに川辺ですくう子もいれば、肩の辺りまで水に浸かってすくう子もいれるなど、いつもとは違うゲームの形式に大喜びの子ども達でした。自分で取った分は袋に入れてお土産にしました。

 昼食は、団委員さんや保護者に協力して作っていただいた焼きそば、フランクフルト、とうもろこしなどで、とても美味しい~とこれまた大喜びの子ども達でした。

 午後からも川遊びをし、スイカ割りもしました。それから少し早めに帰りのバスに乗り遅れないよう帰り支度を始めました。大型の掃除機で使用した場所を掃除しようとしていたら、「やりたい!」と言って、子ども達が積極的に手伝ってくれたので、大変助かりました。スムーズに帰り支度も進んだため、七谷川野外活動センターからも早めに出発でき、バス停に余裕をもって到着することが出来ました。ベンチに座りながらバスを待っていると・・予想通りこっくりこっくり眠り込んでしまう子が続出!今度は保護者のプチ試練の始まりです。眠った子を抱えてバスに乗り込むのは大変です。再びバスに乗って電車に乗り継ぎ、京都駅のホームで電車を待っていた時、スーパーボールのお土産を、あの電車とホームの暗闇に落としてしまい、大泣きしていた子どもがいたとの話を聞きました。その話を一緒に聞いていた未就学児に「少し分けてあげたらどうかな?」と提案してみたところ、スッーと泣いていた子どものそばに行き、決して多くはない自分の分を袋から2,3コ取り出し、泣いていた子の手の中に握らせてあげていました。それを見ていた年齢の高い子が「私は、お家にいっぱいあるから大丈夫だよ!」といって袋ごと泣いていた子に渡してあげていました。落とした分より増えているスーパーボールの袋を手にし、泣いていた子の表情が穏やかになっていくのがわかりました。このような優しい心を自然と使えるのは、きっと日頃からお家で大切に接してもらっているから出来ることなのだろうなぁ~と感じました。共に楽しい時間を過ごすことで、大切な仲間であるということも感じてくれているのではないかなと思いました。

 その後、無事に向日町駅に到着し活動を終了することが出来ました。団委員さんの支えがあってこそ、楽しい活動が出来ると思います。暑い中、子ども達のために多大なご支援、本当にありがとうございました。

                                           にのみや

ブログタグ一覧